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岩手医科大学附属病院歯科医療センター 歯科口腔外科です。

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〒020-8505 岩手県盛岡市内丸19-1

研究research

主な研究内容

  • 口腔領域悪性腫瘍に関する研究

    口腔癌の診断および治療効果の判定に、18FDGポジトロンCTを積極的に応用している。さらに18FDGに代わる新たなトレーサーとして18F-Cholineの臨床応用を目指した研究を行っている。

  • 口腔機能再建に関する研究

    口腔外科的疾患の治療により、失われた口腔機能を再建する目的で、欠損を生じた口腔組織の再建のための基礎的な研究を行っている。顎骨の再建については、薬剤徐放性を有した足場材料として酸性ゼラチンと、増殖因子であるbFGFを組み合わせた再生医学的アプローチを研究している。骨の新生に対する評価は、これまでの骨塩定量、PIXE 法による元素分析、X線学的、組織学的なものに加え、マイクロフォーカスCTで行った。マイクロフォーカスCTにより同一個体で非侵襲的に三次元的に、しかも経時的な骨新生が評価可能であった。一方、再生組織が生体で生着して機能するためには再生組織への可及的早期の血行確保が必須条件である。特に常在菌に暴露する機会の多い顎骨再生組織への早期血行確保は、抗感染性を担保する意味でも重要である。現在、このbFGF徐放システムによる骨再生モデルを使って再生骨の血行構築について組織学的検索を行い、新生骨に良好な血管新生がみられることを証明している。また、血管新生を促進する因子を同定するために、間葉系幹細胞における血管内皮細胞接着因子VCAM1の発現機構について解析を行っている。
  • 口腔内組織の微量元素分析に関する基礎的研究

    仁科記念サイクロトロンセンタ−の施設を利用して、PIXE法にて口腔内組織の微量元素分析を行っている。特に金属アレルギーとの関連が指摘されている口腔扁平苔癬組織、唾液、血清中の金属元素分析を行い、同疾患の原因金属を検索している。

  • 口腔外科におけるオーダーメイド医療に関する研究

    個人の遺伝子情報を元に診断・治療を行うオーダーメイド医療の開発のために、口腔外科におけるワルファリン服薬加療中の患者個人にあった医療を提供するために同薬物代謝酵素のCYP2C9とVKORC1について遺伝子多型の解析と日本人の遺伝子型分布の調査の研究を行っている。

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